T2 トレインスポッティング ★★★★☆

トレインスッポッttィング220年ぶりに再集結する4人。

みんな何も変わっていなかった。

既成の価値観に反抗した若者。

どんな時代にもいる若者たちの姿だったが、そこから何も変わらないでいると悲惨な未来が待っている。

努力せずに楽して儲けようとか、他人の金をいかにくすねるか考えてたりとか、そんなこと未だにやっているようでは未来はないんだと。

ただ、マークはオランダで企業に勤めて多少の努力をしたが、うまくいかずに弾かれてしまった。

努力しても結果が伴わなければ同じなのだが、スパッドのように人とは違う才能を基に努力すること、ベグビーのように子供が真面目に生きることができればそんな流れも断ち切れる光が見えるのかもしれない。

ヨーロッパでも、いわゆる勝ち組は、特別な才能がないのであれば、大学を出て企業に入って安定した収入を得て子供にも高等教育を受けさせること。

そんなこと分かっていても出来なかったのがこの4人。

世間体は酷いのかもしれないが、自分らしく生きていく彼らに人間らしさを垣間見た気がする。




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わたしは、ダニエル・ブレイク ★★★*☆

ダニエルブレイク切り捨てられていくイギリスの貧困層。

ダニエル・ブレイクは、誰にも迷惑もかけず、税金もきちんと納めて生きてきた。

大工としての技術もあるが、病気をきっかけに医師から働くことを止められてしまう。

国の援助を求めて手続きを行おうとするが、役所はひたすら無意味な対応に終始する。

福祉とはそもそも何だったかと考えざるを得なくなる。

淡々とした描写だけに、真面目に生きてきた彼らの切迫感がストレートに心に響いてくる。


第69回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。




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夜は短し歩けよ乙女 ★★★*☆

夜は短し歩けよ乙女CGアニメがメインとなり、昨今主流の実写にいかに映像を近づけるかという流れと全くの対極にあるアニメ映画だ。

怒涛のようにあふれ出る様々な映像表現は息をつく間もない。

一時間半ほどの比較的短い作品だが、アニメの映像表現は無限だということに改めて気づかせてくれる至福の時間だった。

映画は、京都を舞台にした、とある酒好きの乙女と彼女に恋する先輩のある一晩の物語。

先輩はスマホを持っているので時代設定は現代ということは分かるのだが、そこに登場する人たちは生ける化石のようで、場面々々もは大正だか昭和だか平成だか分からない。

古くからの匂いを隠ぺいしてきたかのような、東京とは全く違う京都独特の雰囲気も魅力的だった。

魑魅魍魎の徘徊する魔界都市かのような京都の側面も出てくるが、主人公の乙女が酒に酔って徘徊した一晩の話とも見られる映画だ。

ちなみに、本作品は自分も大好きな傑作アニメ「MIND GAME(マインドゲーム)」の湯浅政明監督による13年ぶりの長編劇場映画で、湯浅監督の新作「夜明け告げるルーのうた」も公開間近だという。


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3月のライオン 後編 ★★★☆☆

後編「3月のライオン 後編」の英題は、”March goes out like a lamb”《3月は子羊のごとく去る》。

有村架純はやっぱりいいなあ。

あと、二階堂晴信のモデルは「聖の青春」のモデルにもなった実在の棋士、村山聖 九段なのは明らかだが、二階堂はとにかく明るい。

羽生名人をモデルにした宗谷冬司は、キャラが全然違うな。









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キングコング:髑髏島の巨神 ★★★☆☆

コング何よりも衝撃的だったのはエンドタイトル後の映像。

ワーナーブラザースはアメコミ・ヒーローのシリーズものに対抗しようとしているのだろうか。

ハリウッド版ゴジラがこのキングコングと一緒になってシリーズものになるとは全く想像できなかった。

確かに東宝のゴジラのシリーズにゴジラ対キングコングという作品もあった気がするが、それをハリウッドが採用するとは!!!!

本作品も70年代初頭を舞台にした点が秀逸。

ベトナム戦争が終わろうとしている時代、世界中で愛を歌うロックスターが大勢いた中でデヴィッド・ボウイの宇宙人を歌ったジギースターダストが流れていたが、奇妙な感じが印象的だった。





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