今、期間限定でメインステージに展示されているのは、欧米を中心に展開していて日本には導入されていないラグジュアリ・ブランドINFINITIのコンセプト・カーたちです。

左からコンセプトカーのESSENCEとETHREA
ESSENCEはINFINITIブランド20周年記念の高級スポーツ・クーペのコンセプトカー。
ETHEREAはコンパクトHV車で、イギリスの工場で2015から量産されるとのこと。

手前はEMERG-E、奥はFX Sebastian Vettel Version
EMERG-EはEV(電気自動車)スポーツカーだが、量産化の計画はないようだ。
FX Sebastian Vettel Versionは既に量産されているFXの限定版であるF1ワールドチャンピオン、セバスチャン・ベッテル・バージョン(5.0L V8エンジン)
コンセプトカーだからでしょうか、横の道を歩いていてもその異様な流線型のボディと睨みの効いたフロントライトに私の視線は釘づけにされたのでした。
この特徴的な顔は、他のどのメーカーよりも目を引くと思うのですが、このINFINITIブランドを日本に導入する計画はないようです。
最近はEV販売の不振が伝えられていますが、デザインだけでなく、このような一歩進んだEVスポーツカーのコンセプトカーを発表しているところにEVに対するメーカー側の本気度が垣間見れるような気がします。
新しいことを始めるためにはビジョンが重要な働きをします。
特に定着、安定まで時間がかかるようなものにはしっかりしたビジョンがないとちょっとした予想外の事故で計画そのものがダメになってしまうことでしょう。
EVスポーツカーが街中を走り始めるのにはまだ少し時間がかかるのかもしれませんが、ブレることないビジョンが超未来的なデザインの電気自動車を走らせる未来世界が間近まで迫っているという息吹を感じることができました。
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