世界にひとつのプレイブック ★★★☆☆

妻の浮気のせいで躁鬱病を発症したパットと夫を事故で無くしたために精神を病んでしまったティファニーの二人が人生を再生しようと必死でもがいていくドラマ。

二人とも演技はあまりにもリアルで自分としては全く笑えなかった。

精神を病んでしまった人たちは本人たちは自分がおかしいということは分かっていながらも改めることが出来ず、非常に苦しい思いをしている。

そうとはわかっていながらも自分本位で社会性を欠いた行動は見ていて苛立ちを覚えずにはいられなかった。

二人の精神的な不安定さは画面に微妙な緊張感を与え、見るものの意識をとらえて離さない。

しかしながら、苦しむ主人公であってもそれを開放したり、心情的にどこか理解できる部分があれば感情移入も容易だったはずなのだが、彼らに対しては理解を示すことはできなかった。

自分は主人公の二人の危うさには引き付けられるのだが、彼らをうまく理解することが出来ず、上っ面をなでるだけだったのが残念だった。

魅力的なはずの二人のキャラだが近づき切れない、行動にはイラつくが意識をそらすこともできない。

絶妙な関係性が尾を引く不思議な作品だったように思う。


アカデミー賞作品賞他6部門ノミネート、主演女優賞ジェニファー・ローレンス受賞




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