私が、生きる肌 ★★★☆☆

倒錯した愛と書くとそれまでだが、その描写は扇情的でグロテスクだ。

前半は過剰にエロティックな描写が続き、重要と思える血縁関係やこれまでの経緯の説明はセリフで済ませている。

よくある欧州映画のアンバランスな表現かと思っていたが、後半に入るとそれがあながち無駄なものではないことが分かる。

というよりはむしろ、おぞましい真実への前振りである。

性描写は極めてポルノチック、建物やインテリア等の背景は極めてアーティスティック。

印象的な衣装はゴルチエの仕事だそう。

高い美意識と悪趣味ともいえる展開が両立する本作品は、アントニオ・バンデラスが出演していなければ闇に葬られていたのではないかとも思えるカルト作品だ。


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Category: 映画
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