
これは彼特有の経験ではなく、似たような経験をした人たちはたくさんいたに違いないと想像することは難くない。
さらに言うならば、ごく一般的なアメリカ人の視点で共感を呼ぶ物語であろう。
そして、作品は、トム・ハンクスの映画でもサンドラ・ブロックの映画でもなく、オスカー少年を演じたトーマス・ホーンの映画であることは紛れもない。
彼の、虚ろな目、憂う表情に引き込まれ、目を逸らすことができない。
こらえてもこらえてもこらえきれない悲しみと格闘してもがき苦しむ彼の姿に涙せずにはいられない。
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