
奥行きある映像と、空や宇宙空間を飛び回る姿の疾走感も3Dならではの効果を感じられてすばらしい。
しかしながら、話は中だるみで盛り上がるべきところで盛り上がらない。
物語の核となる「恐怖」と「勇気」の考え方もやり取りをよくよく聞いていると、なんとも薄っぺらで深みが感じられない。
指輪にはチャージが必要と説明があっても、ストーリー上の大切な部分で効いてくる情報かと思いきやそれっきり消え去るのみで、伏線が伏線になっていない。
シリーズ化が計画されていて、その導入部という位置づけだろうか。
もっとも、一作目がヒットしなければシリーズ化の計画も消えてしまうだろうに。
この映画はビジュアルの勝利、脚本の敗北。
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