十三人の刺客 ★★★*☆

ベネチア映画祭ではスタンディングオベーションで迎えられた時代劇である。

ベテランの名優たちが泰平の江戸時代の格式ある武士の世界を重厚に演じきっていてその雰囲気に圧倒された。

その一方で、邦画では普通見られないような思わず目を背けたくなるどぎつい演出が散りばめられており、その対比は見事で日本的ゴシックホラーの様相だった。

そのいずれもが、稲垣吾郎演じる狂人明石藩主がらみのシーンである。

淡々と凶行を次々に行うこの明石藩主を稲垣吾郎は見事に演じきっている。

今回の稲垣吾郎の新たな一面を見るだけでも価値があると思えた。

松方弘樹を映画で見るのはほとんど初めてだったと思うが、さすがの重厚感を振りまいて存在感を表していたのには感服した。

あと、伊勢谷を最後に復活させるのと吹石の使い方は間違っている。


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Category: 映画
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