
予告編ではあくまでもファンタジー的な面を前面に出しているが、この映画はどちらかと言うと「アンネの日記」や「火垂るの墓」に近い戦禍ものである。
残酷な殺戮や拷問のシーンの生々しい描写も何度となく繰り広げられるので、いわゆるファンタンジーを期待している人には勧められない。
また、ダーク・ファンタジーと呼ぶにはあまりにも哀しい映画である。
内戦という厳しい現実のもと、あまりにも無邪気な少女の哀しみが心に刺さる。
第79回アカデミー賞で6部門にノミネート、美術賞、撮影賞、メイクアップ賞の3部門を受賞した作品。
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