バベル ★★★☆☆

「21グラム」と同様、時間軸をばらばらにして再度紡ぎ上げていく手法で、交差する複数の物語が繋がるまでの前半はなかなかだが、話がまとまっていく後半は凡庸。

並行して進行する物語は、それほど深みも無く、バベルなんて大上段に構えたタイトルを付けた割には、これだけなのかとがっかり。

ただ、菊池凛子の演技はすばらしい。

「ドリーム・ガールズ」を見たときは、ジェニファー・ハドソンに対抗できるはずがないと思っていたが、非常に難しい役どころを見事に演じきっている。

それだけにオスカーを取れなかったのは、今更のように非常に残念に思えた。

東京を舞台にした物語は、この映画のエピソードの中で一番の出来だと思う。

その他のエピソードは深みもなく退屈にさえ思える。

結局、世界をつなぐことができなかったのは監督自身なのだ。


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Category: 映画
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