
並行して進行する物語は、それほど深みも無く、バベルなんて大上段に構えたタイトルを付けた割には、これだけなのかとがっかり。
ただ、菊池凛子の演技はすばらしい。
「ドリーム・ガールズ」を見たときは、ジェニファー・ハドソンに対抗できるはずがないと思っていたが、非常に難しい役どころを見事に演じきっている。
それだけにオスカーを取れなかったのは、今更のように非常に残念に思えた。
東京を舞台にした物語は、この映画のエピソードの中で一番の出来だと思う。
その他のエピソードは深みもなく退屈にさえ思える。
結局、世界をつなぐことができなかったのは監督自身なのだ。
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