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チューイングボーン ★★★☆☆

『チューイングボーン』 大山 尚利著 2005年、角川書店

大学時代の友人から突然高額バイトを押し付けられる登。
それは決められた列車の席から走る電車の風景を運転手目線でビデオ撮影するというものだった。
ところが、登が撮影する時には自殺者がその電車に必ず飛び込む。。。

第12回日本ホラー小説大賞 長編賞受賞作品


最後まで読むと、生と死に関する深い洞察に感心させられる。

単なる表層的なホラーではなく、文学的哲学的な趣向のある作品だ。

純文学のような叙情的な描写が全編にわたっており、あるときには緊張感を高め、あるときには残念ながらだるさを感じた。

このあたりを気に入るかどうかは読者の趣向次第ではないだろうか。

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テーマ: ブックレビュー | ジャンル: 小説・文学

Category: 小説
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