
その甲斐あってか、映画はひたすら淡々と進んでいく。
まるでドキュメンタリーをスタジオで撮ったかのように。
ユーモアはほとんど描かれることなく、主観を徹底的に排除しているようだ。
うがった見方をすれば、当局の広報ビデオを有名な俳優を使って制作しただけのようにも見える。
あまりにもリアルなラストは、多くの観客を落ち込ませ、日本の裁判の現状に問題意識を持たせたに違いない。
これこそ、周防監督のこの映画にこめた狙いのように思える。
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