FC2ブログ

『一緒に仕事をしたくない「あの人」の心理分析』 - 分類 (2)

4) 議論を避けたがる「平和主義者」(自分の意見を言わない人)
症状
闘いを回避することで自分の身を守り、組織の秩序を維持していると言うのが信念。これは、見当違いで、むしろ人間関係を弱らせ、最後には組織を破壊しかねない。

原因
・自己・自分という感覚が弱い。
・家族の中で孤独な立場にあった。
・家庭が機能していなかった。すなわち、表層的な会話だけ、もしくは常に怒りが沸騰している家庭だった。

組織内での危険性
・平和主義を貫くことで、平和は保たれても、摩擦・解決・前進という健全な作用をさえぎり、組織や人間には計り知れない損失をもたらす。
・組織は平和主義者を育てがちだが、それは環境の変化に対応できない組織を作り出すこととなり、組織として大きな損失を招く。

対処法
・争いに対する過敏性を緩和する。
・争いを処理する技能を高める。
・人間関係を修復する技能を高める。


5) 威張ってばかりの「ブルドーザー」(他人の意見を聞かない人)
症状
・周囲に威張り散らし、目障りな人や物を徹底的になぎ倒す。
・全てを勝ち負けで捕らえる。
・全体を見渡す能力に決定的な問題があり、権威との折り合いをつけるのがうまくない。

原因
子供のとき、外の世界は敵意に満ちていると大人から言葉や態度で教え込まれた人はこのパターンに陥ることが多い。

問題の起き方
・他人の話を聞かないので、複雑な組織を率いる立場にあっても、必要な情報が入ってこない。
・ブルドーザー的行動は、控えめでたまにしか現れなくとも、他人に対して大きな傷を与えるため、ひいては自分に大きな仕返しを受けることが多い。

組織内での危険性
組織内に敵を多く作り、それらの人から避けられ、追い落とされる羽目になる。組織としても生産性の悪化を招く。

対処法
自分がブルドーザーであることを認める。
自分がされてもいいことしか相手にしない。
この二点を本人に認識させる。


6) ルール破りが大好きな「反逆児」(ただ目立ちたいだけの人)
症状
・チームプレイが苦手
・自分の立場を主張するばかりで譲ろうとしないのは、譲歩は反逆児にとって面目丸つぶれの大敗北だからである。
・怒りっぽく、仲間になれる相手からもすぐ遠ざかってしまう。

原因
・子供のとき、親からの分離と個別化をくぐり抜けなかったため。成人した反逆児は、親との葛藤を別の相手や状況に振り替えて再現する。
・親離れができている人はチームワークに入っても自分を見失うことなく、集団に埋没することを恐れないが、反逆児は常に他人と違うところを主張し、注目を集めていないと自分が集団に飲み込まれて見えなくなる。

問題の起き方
・反逆児は必ずといっていいほど自分の上司の前で反逆的行動を取ってしまい、自分のキャリアに決定的な打撃を受ける。

組織内での危険性
・反逆児は自分のことを改革の期首と思っているかもしれないが、実際のところ、反逆児によって組織が変わることはほとんどない。反逆児の関心は真実を広めることではなく、自分が注目を浴びることだからである。

対処法
・もっと効果的に行動している人を見習わせる。
・過去にどんな権威と戦ってきたか再認識させる。(大抵、反逆児には少なくとも10年間は心の中でくすぶってきた何かがある。)

『一緒に仕事をしたくない「あの人」の心理分析』
ジェームズ ウォルドループ (著), ティモシー バトラー (著), 藤井 留美 (翻訳), 飛鳥新社 (2002/06)


関連記事
Category:
前の記事 | ホーム | 次の記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント