
確か自分が見たのは過去に一度だけ、二本立ての映画館の小さな画面での上映だけだ。
当時は凄い作品だという評価は分かるけど、それほど惹かれるものではなかった。
年齢を重ねて感じ方が変わるか、また、このような映画が大スクリーンの高音質で上映されることはないだろうし後悔したくなかったので最終日に滑り込みで見に行ったのだ。
今回の再上映にあたってクリストファー・ノーランがレストアに関わったという。
人間が月面に到達する前にこれだけの映像をどうして作りえたのかそれだけでも信じられない。
この50年間、様々な評論家がこの映画の意味するところを論じ合ってきた。
キューブリックのインタビューにより今や後編の謎も明快に解き明かされているが、それでも、この啓示的な映画にはいまだに魂を揺さぶられる。
鑑賞後しばらくたっても映画の持つバイブレーションが自分の中で響き続けている感じがする。
言葉では言い表せないが、無意識下で何か感じているに違いない映画のメッセージとの共振があるように思えてならない。
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