
社会的に虐げられた立場の彼女は、コミュニケーションの取ることができる異形の生物に出会うことで自分の抑圧された感情を解き放つことになる。。。
そのような境遇に置かれていたからこそ育まれた、彼女のすべての生きとし生けるものに対する平等な愛の物語。
むしろ、これは愛というよりは人の生きる世界を形作る世界観、認識基準に限りなく近いものであり、パワー、愛、認識、呼び方は様々だ
人は自分の生きる世界/宇宙を自分で形作るのだ。
ギレルモ・デル・トロ監督の言葉。
「僕は信じている。僕たちは互いに愛し合うことができる一方、”違っている”ことや”よそ者”であることであることを恥ずべき存在だとするとする者たちと距離を置くこともできるのだ、と。
でっち上げのイデオロギーに感化されずやり過ごすことができるのであれば、最後に敵などいなくなるだろう。
僕はつまり、僕以外と常に合わせ鏡にある。”よそ者”はいつだって僕たちなんだ。」
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