ブレードランナー 2049 ★★★☆☆

B2049見た後の最初の印象は無理矢理「ブレードランナー」っぽくした映画という感じ。

現実の世界では「ブレードランナー」の世界のような科学技術の進歩がないことから完全にパラレルワールドの未来が描かれている。

アメリカのインフラには日本語が浸透しているが、今の流れからすればそれは無いだろうし、奇妙な感じがする。

前作よりは、まだましなストーリー展開があるが、わざとらしいタルコフスキーのような作り方には少し辟易した。

ロボット工学の進んだ先というよりは遺伝子工学の延長線上にレプリカントがある。

1作目では、レプリカントは遺伝子工学により開発されていることに触れられながらも、アンドロイドのようなイメージで見ていた。

当時は時代背景として誰しも正確にイメージをつかめなかったように思うが、レプリカントはどちらかというとクローンに近いということになる。

なので、本作でレプリカントの生殖がテーマに描かれていたのには最初は少し驚いたが、冷静に考えてみればなくはないテーマだ。

今の進化論ではあらゆる生物は自分の遺伝子のコピーをいかに多くこの世に残すために生きていると言われている。

昔の中国の宦官がそうであったように生殖能力がなければ従順になるのだろうが、レプリカントが何度も反乱を起こしていたことからも人間の遺伝子を残そうとする本能はありながら肉体的には生殖能力がない欠如感に不安定さがあったんだろう。

本作に描かれているテーマにはいろいろと考察できるものが多くこれはこれで楽しい。


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