#2017年上半期映画ベスト10
①T2 トレインスポッティング
②夜は短し歩けよ乙女
③モアナと伝説の海
④はじまりへの旅
⑤わたしは、ダニエル・ブレイク
⑥怪物はささやく
⑦ゴールド/金塊の行方
⑧パッセンジャー
⑨カフェ・ソサエティ
⑩22年目の告白-私が殺人犯です-
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①96年の「トレインスポッティング」から20年ぶりの続編。この20年間いろいろと傷つきながら生きてきた自分たちにしてみれば深く胸に突き刺さることが多い。
②昨今のいかに実写に近づけるかを追及しているCGアニメとは全くの逆位置の映画。アニメは自由だ!表現は無限だ!と嬉しくなる。この湯浅政明監督が「夜明け告げるルーのうた」で賞を取っていたが、そっちは自分はノれなかった。
③②とは対極の映像の、完成度の高いディズニーアニメ。女の子が主人公だが、恋愛要素のないアドベンチャー作品になっているところがかえって新鮮。
④過去から問われ続けている人間の生き方がテーマだがそこに答えはなく、ただ家族愛の大切さを問うところが心にしみる。
⑤EU離脱に至るイギリスの問題点の一部を垣間見る。多様化社会の生み出す格差社会。IT化は社会の不平等を是正させる一方、情報弱者を排除する道具としてもいまだに使用されている。
⑥やはりフェリシティ・ジョーンズがいい。ちゃんとした文学的な寓話です。
⑦マシュー・マコノヒーがいい。大きな儲け話はすべて投資市場が整備されていて、他人のもうけ話をかすめ取ろうとする輩たちの仕組みが出来上がっている。今更ながらアメリカの資本主義の仕組みに改めて驚嘆する。
⑧一見チャラそうな映画だが、時間の概念の扱い方にハッとさせられる。
⑨成功を夢見る男女のタラレバ話は「ラ・ラ・ランド」と似たコンセプトだが、自分はこっちの方が好き。ウッディ・アレン監督作品。
⑩細かい突っ込みどころは満載だが、最後まで途切れない緊張感に圧倒される。
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