
妻は何日もまともに身動きできないほど身体的にも、精神的にも大きなダメージを負わされていた。
しかも、途中何度となくレイプまでに及んだ可能性までほのめかしている。
なのに、はなぜ彼女は許してしまうのか。
犯人は金を残していったが、レイプはなかったということだろうか。
妻に許させてしまうこの映画の脚本に男目線のイスラム的というか、古い慣習的な男尊女卑思想がこの映画に見え隠れして納得がいかなかった。
たとえあのようなラストを迎えたとは言え、この国の社会というよりもこの映画の観点が妻の本心を表しているとは自分には思えなかった。
彼らは「セールスマンの死」を同じ舞台で演じる舞台俳優だ。
時代についていけずに死ぬセールスマンを演じてはいるが、その比喩の指すところが違うように感じた。
第89回アカデミー賞外国語映画賞受賞作品(2017)
カンヌ映画祭脚本賞、男優賞受賞(2016)
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