
映画を見ている間ずっと今一つのめりこめず、何が悪いんだろうかと見ながらずっと考えてしまった。
物語自体はシンプルなので、それを膨らませることも必要なはずだけど、うまくいっているようには思えず、中だるみもひどくて退屈だった。
表情だけでなく、野獣の動きの不自然さ、城と村を行ったり来たりで流れが途切れがちだったこと、画面の構図も間延びしていて迫力に欠けていたことが思いつくが、それらを何とか音楽でごまかそうとしていた感じだった。
前評判とのギャップから言えば、「レ・ミゼラブル」(2012)並みのがっかり感。
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