沈黙 -サイレンス- ★★★☆☆

沈黙サイエンス予想を上回ることなく、下回ることもないといったところ。

ただ、この映画では、宗教といいうものはあくまで心のよりどころであって、目的をもった行動を規定するものではあってはならないと言っているように思えた。

一方、人間は政治的であれ、宗教上であれ、制度的に他人の心を完全に操ることは極めて難しいとも言っている。

幕府の人間もそのことをふまえているようで、踏み絵に際して、キリシタンたちに軽く触れるだけでもいいと言っている。

これは、人の信ずるものまでを変えることは極めて難しいが、とにかくキリスト教の下に集団で行動することをさせたくなかったようだ。

棄教した宣教師たちも、晩年は布教活動を捨て、キリスト教から距離を置いて幕府のために働いたが、最後までキリスト教の神を信じていた。



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