ヒトラーの忘れもの ★★★☆☆

ヒトラーの忘れ物第二次大戦中にドイツ軍がデンマーク海岸線に埋めた150万もの地雷を、戦後まもなくデンマーク軍はドイツ軍捕虜の少年兵に除去させる。

即席で地雷の除去方法を教え込まれた少年兵たちはたどたどしくも地雷を一つ一つ解体していくが、映画の観客も同時に地雷解体を追体験させられ、神経をすり減らす思いだ。

終戦直後、しかも相手はナチ。

食料も与えず、慈悲もなく延々と地雷除去作業をやらせるデンマーク軍曹の姿は当時としては十分納得できる厳しさだ。

それだけに、途中から軍曹の少年兵に対する態度の軟化具合は不可解だった。

ただ、戦争とはいえ年端もいかない少年が現代では考えられないような境遇に貶められるということは、分かっていても胸が締め付けられる。

少年兵たちの心の壊れ方も、もっとすさまじいものではなかったかとも思える。

今ならその非人道的な扱いは非難の対象だが、この混乱期のひどさについては枚挙のいとまがないことと比べると、事実をベースにしているとはいえ疑問符が付いてしまう。


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