FAKE ★★★*☆

FAKE2014年にゴーストライター騒動で話題になった作曲家の佐村河内守氏を追ったドキュメンタリ。

何を今さらと思っていたが、これがどうしてどうして。。。

当時いかにマスコミに視聴者が踊らされていたかがよく分かる。

この騒動の時の自分の印象は単に佐村河内氏の卑劣さだけが印象に残ったというものだった。

この映画も判断を示すことは避けているので見たままを受け止めるしかないが、自分もマスコミに踊らされていたのかもしれないと思ったのは事実だ。

映画を見て印象に残った点は次の通り。

日本のマスコミは本当は耳が聞こえていたのではないかということにこだわっていた。

記者会見で今も聞こえているのではないかと問い詰めていたが、その時の佐村河内氏の反応は聴覚障害者として自然な反応と言える可能性があるというのがその記者会見を見ていた聴覚障害者の見解。

弁護士は、報道ではゴーストライターと言う書き方をしているが、証拠品を見る限りそれは正確には間違いで、新垣氏との共作関係にあり、著作権も佐村河内氏あることについて新垣氏側も認めていると明言していたのは驚いた。

弁護士が新垣氏に接触をとろうとしても新垣氏側はそれに応じようとしないことは不可解だった。

最初にこの件を扱った文春記者の神山氏も、新垣氏もこの映画の取材に応じないことは不可解だった。

海外のマスコミは聴覚障害は疑わないが、本当に彼が作曲していたかどうか証明することにこだわっていた。

曲の構想を佐村河内氏が作ったという証拠はあるが、佐村河内氏に作曲能力があるか示す証拠は一つもないと。

当初は佐村河内氏がメロディを作って新垣氏に送っていたようだが、18年の共作関係の中でそれも途中から無くなってしまい、いつの間にか丸投げになってしまったので、新垣氏がゴーストライターだと主張し始めたのではないかというのが海外マスコミの問いかけ。

映画では、その海外の記者の質問の回答に窮する佐村河内氏をアップにする。

佐村河内氏は、このドキュメンタリ監督の森達也氏に促されてここ数年やっていなかった自らによる作曲活動を再開し、その曲を公開する。




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