ディーパンの闘い ★★★☆☆

ディーパンの戦いカンヌ映画祭受賞作品には珍しく、わかりやすい映画。

スリランカの内戦で家族を失った男は、戦争難民の女と子供と偽装家族となり、ディーパンという偽名を使ってフランスへ出国する。

フランス語を話せないディーパンは難民として、ある麻薬密売人の巣窟となっているアパートの住込み管理人として就職する。

異国での3人は、忘れたくても忘れられない、それぞれ個人に染みついた経験と、難民として行場のない偽装した家族としてのしがらみの中に言いようもない閉塞感を感じる。

難民としてほかの国に逃れたとしても、命が助けられるだけで幸せにその国の社会で生きていけるかと言えば大きな疑問符が付くのは自明のことだ。

それでも難民として逃げざるを得ない人も、生への渇望とあきらめない幸せへの欲求が新たな光へと導くことに安堵する。


2015年カンヌ映画祭パルムドール受賞作品


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