ゴーン・ガール ★★★☆☆

ゴーン・ガールタイトルの「GONE GIRL」は、行ってしまった女、即ち”失踪した女”だが、日本語的に”イカれた女”という意味でとらえると面白い。

そもそも、ここまで知能が高く、実行力のある人間がなぜいともたやすく没落するのか。

この人は簡単なことをわざと難しくしていないだろうか。

わざわざ窮地に陥って、それを自らの頭脳と行動で解決することにしか自己実現の姿を見いだせないのだ。

もっとシンプルで容易に成功を実現できる能力がありながらも、無意識にそのような方法をとる、とらざるを得ないところがイカれた女のイカれたる所以だ。

2000年前後に流行したどんでん返し映画のパターンだが、取り立てて驚くような展開でもない。

いわんやデヴィッド・フィンチャーの旧作「ファイト・クラブ」を初めて見たときの衝撃に及ぶべくもない。

この手の映画がはやった時期から観客も一回りしているということで、新しい観客向けに作ったんだろうな。

ということは、しばらく、こういう映画が続くかもということか。

そういえば、スリラーの古典「氷の微笑」「サイコ」「キャリー」を彷彿とさせるシーンが挟み込まれていて面白かった。




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