エリジウム ★★★☆☆

エリジウムマット・デイモン、ジョディー・フォスターと言う大物を配し、 今注目の新鋭、「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督が撮った作品。

なのだが、映画で描かれている世界観は特別なものではなく、これまで使い古されたコンセプトの焼き直しだ。

荒廃した地球は、現代の難民キャンプの延長上にあるような(「第9地区』の延長上にあるような)世界。

宇宙コロニーのビジュアルは、映画化されたのは初めてかもしれないが、目を見張るような新世界と言うわけではない。

シド・ミードのコンセプト・デザインということで、ちょっとありきたり?。

格差社会とそれを打ち崩そうとする勢力の構図。。。

露骨な格差社会では、病に苦しむ人間が地球上にあふれかえる一方で、宇宙コロニー、「エリジウム」では各家庭に一台、気軽に使用できる万能の診断治療マシンが備えられている。

人道的な考え方からすれば、最初に達成されるべき医学治療の分野でこれほどの差別が認められている未来社会にはヒューマニズムは失われてしまっているということか。

この映画のコンセプト自体が一昔前の発想で作られたSFと何ら変わっていないのは非常に残念だ。

これまでにはないビジュアル(それでも映画ファンにしてみれば既に見かけた世界観だが)を織り込んで、ありきたりな世界を描いた出来合いハリウッド映画の典型ですな。




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