
ハンス・ジマーの音楽がそれをいやがおうにも盛り上げる。
そして、これまでのスーパーマンならあり得ないほどの豪華俳優陣にも驚かされた。
戦いの最中、ビルを散々ぶっ壊しておきながら一人の人間を必死で助けようとする姿勢に変な違和感を感じるが、まあ、いいか。
何よりも、惑星の存在を軽々しく見せることないまま惑星そのものを一部の土地開発のように変えていこうとするスケールの大きさにぶったまげた。
『スタートレック』もそうだが、広大な宇宙の中で多くの惑星を探検、開発していく世界観は16世紀大航海時代のヨーロッパがモチーフだ。
大航海時代当時の感覚を宇宙開発に置き換えたときの世界観は、これまで上手く表現しきれていた映画作品はなかった。
現代人が想像できる範囲内での、大航海時代の開拓者の延長線上にあるだけの宇宙開拓者でしかなったのだ。
ここにきて、長年にわたり宇宙進出を行ってきたクリプトン星人の、地球人とのレベルの差を思い知らされるような価値観と行動様式に圧倒された。
スーパーマン=人間を超えた存在は、本作では異星人的な要素が強調されたきらいがない訳でもないけれど、ぶっとんだスピードと人間と比較するのが馬鹿らしくなるほどのパワーにとことん魅了された。
当然これはシリーズ化でしょう。
楽しみです。
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