
およそ3時間と言う上映時間も少し長すぎる。
似たようなエピソードが繰り返されるし、ひとつや二つのエピソードはカットできたような気がする。
最初に無事、元気で生きているということを見せている主人公の一人の学生時代の自殺のエピソードも、結果が分かっているのに死ぬかどうかという不安感をあおるような演出をされても全然面白くない。
ランチョーが学生時代に分かれさせたピアとその恋人。
10年後に再び同じ男と結婚しようとしているピアが出てくるが、学生時代のランチョーとピアのエピソードを全てひっくり返すような展開に唖然。
インド映画お得意の歌とダンスのシーンも織り込まれてはいるが、これまでのインド映画の濃さは薄まって、洗練された雰囲気はあるものの、脚本自体は何ともローカルな出来。
ハリウッドでリメイクも計画されているというから、ブラッシュアップされて出てくることを期待する。
邦題は、映画で頻繁に繰り返される胸に手を当て「うまくいく」と唱える言葉から。
英語で"All is well"。インド英語で"アーリーズウェル"と発音する。
英語のインドでの位置付けや、階層社会であり、さまざまな言語が飛び交うインド社会の側面が分かるエピソードも出てきてこのあたりは個人的に興味深かった。
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