これまでセクシー路線で売ってきたハリウッド・スターが乳房を切除したということ。
しかも切除したのはまだ健全な乳房で、遺伝子検査の結果を信じての手術だということで二重の驚きです。

アンジェリーナ・ジョリー
1975年6月4日生のアメリカ人女優。UNHCR親善大使でもある。
父親は俳優のジョン・ボイド、夫はブラッド・ピット。
「トゥーム・レイダー」、「チェンジリング」「17歳のカルテ」等の代表作があり、「17歳のカルテ」ではアカデミー賞助演女優賞受賞。
慈善活動に熱心で多額の寄付を行っていることや実子3人のほかに養子3人を育てていることでも有名。
がんになる可能性が87%という確率をどう評価するかが問題ですが、これも非常に難しい判断です。
非常にアメリカ的な行為だと考えるのは簡単ですが、一方で著名な科学者は遺伝子研究の発達からがんは対処できる寸前まで来ているとも言っています。
それだけがん克服に近いという現状からすれば、この確率による判断も軽視できない時代が来ているとも言えるでしょう。
すなわち、今後はこのような遺伝子検査による対処も主ながん治療手段のひとつになりうる可能性が高いということです。
DNAの二重らせん構造解明でノーベル賞を受賞し、ヒトゲノム計画のリーダーでもあったジェームス・ワトソンは言います。
「がんを理解するということはとりもなおさず細胞を理解するということでした。今やっと細胞を理解する段階に来ています。」
日本でも、同様の乳房予防切除の対応ができる病院が登場してきていますが、がん治療も新たなフェーズに入ってきたという感じが実感として伝わってきます。
さらに、ワトソンは将来の重要な科学テーマは
- 脳の発達と機能解明
- 老化
- メタボリズム
ともいいます。
ワトソンがここにがんを入れていないのは、既に解明がほぼ完了したテーマだだからです。
そして、がんがほぼ対処可能になったと言える彼にとっても、精神疾患を非常に難しい問題ととらえています。
「精神疾患を理解するということは、脳を理解するということに他ならない。複雑すぎます。」
「脳の解明には5年と言うようなスケールではなく、100年くらいの時間がかかるでしょう。」
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