緑色の映画

陽光の中のきらめく緑は清涼感、新鮮さを与えてくれます。

庭の草木、街の中の木々、草花の緑には私はみずみずしさを感じます。

土色、灰色が覆う冬の季節を終えて春の到来と共に現れる緑は生命力の力強さ、さわやかさ、若さ、希望を連想させます。

同様に人工物、コンクリートの建物、オフィス、工場地帯の合間にある緑はくつろぎ、癒し、やすらぎを与えてくれます。

Greenという英語には未熟なと言う意味があり、海外では取り色は毒の色を連想させる国もあるようですが、日本人にとってはネガティブなイメージのない色と言えます。

名わき役
しかしながら、一方で主役にはならない色というイメージがあります。

何か別の色と組み合わせて緑色を映えさせる、もしくは、緑色が他の色を印象付けるために使われていることが多いです。

主役にならないということはそれだけ自然な印象を受けて溶け込んでしまうからではないでしょうか。

空気のように普段は意識しなくとも、なければ困るような色。

あると不満を感じなくなるが、ないと不満を感じてしまい、あってもなくとも満足は得られない。そんな存在。


コンピュータ画面の文字
その昔、ブラウン管に映るコンピュータ画面の文字は緑色でした。

しかしながら、これはブラウン管の表面に塗られる蛍光体がたまたま緑色だっただけです。

後付けで緑色の波長は目に優しいという説が説明づけられてしばらく画面上の文字は緑色であり続けましたが、その説はのちに科学的に否定されています。

matrix 2 poster「マトリックス」

言わずと知れた世界的大ヒットシリーズ。

(人工的な)仮想世界は薄緑色がかった世界。

エージェントとの壮絶なバトルはこの色とのコントラストにより極限まで際立たされています。








greendestiny poster「グリーン・デスティニー」

「グリーン・デスティニー」というタイトルは日本のみのもので、オリジナルは「臥虎蔵龍」。英語のタイトルも「Crouching Tiger, Hidden Dragon」。

この色は映画のテーマの精神性を深めるのに大きな役割を担っています。

そのことからもこの邦題は秀逸だと思います。






やはりこの色を連想させるのはこの2作において他にありません。

主役になり難い色でありながら、その対極にある壮絶なバトルのコントラストにより深い印象を与えてくれます。



関連記事

テーマ: ★おすすめ映画★ | ジャンル: 映画

前の記事 | ホーム | 次の記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント