犬猿 ★★★☆☆

犬猿「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督作品ということで見る前からハードルが高くなっていたのかもしれない。

期待していたほどの強烈な演出は今回はなかった。

とは言いながら、作りこまれた脚本には知らず知らずのうちに引き込まれていく。

ものごころついた後に知り合っても絶対に友達にならないだろうと思うような人間でも、生まれたときから一緒にいることによって切っても切れない関係になる兄弟姉妹という間柄が面白く描かれている。

兄弟という関係、お互いが拒否しあっていても知らいないうちに自分自身の形成過程に深く関わっているだけにタチが悪い。

他人から見れば笑いごとで済まされるようなことも当事者にしてみれば、根深い決して冗談ごとでは済まされない深刻なものなのだ。


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