2017.11.30(Thu)
これまでのゴジラ映画とは全く別設定の作品。
何万年単位の地球の歴史や進化の感覚が感じられるのがすばらしい。
でも、実写化は難しいだろうな。
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2017.11.17(Fri)
大手ロビー・ファームで辣腕をふるっていたロビイスト、エリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)は、ある日、銃所持擁護派を後押しする案件のオファーを受ける。
ところが彼女はその案件を断り、部下を引き抜いて銃規制派を後押ししている小さなファームに移ることを決断する。。。
ジェシカ・チャステインは男性優位の業界でも媚びず甘えず、強靭な精神で職務を全うしようとする女性を見事に演じている。
相手の裏をかく戦術と味方までも騙してしまう強烈なやり口の連発に唸らされる。
”こういう時は最終的にこうなってダメになる”といった定番のあきらめパターンも、そこで終わらせずにさらに一歩先を行くしたたかさに舌を巻く。
最初から最後までダレることなく圧倒されっぱなしの久々に痛快な映画だった。
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2017.11.15(Wed)
ギャラリーを経営するスーザン(エイミー・アダムズ)にある日、昔に別れた夫(ジェイク・ギレンホール)が自分の書いた小説を送りつけてくる。
小説内で展開される陰惨な事件にかつて自分が裏切った前夫の自分に対する復讐の思い見出す。
映画は、現実と小説、現在と過去とを交錯させながら、スーザン自身を描き出しているように見えた。
また、映像はもっと細やかな意味づけもされているかと期待したが、それほど凝った作りにはなっていなかったように思う。
しかしながら、その映像世界は次から次へと意味を持ち、美しさに息をつく間もない。
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2017.11.14(Tue)
「エクソシスト」を超えるホラーという宣伝文句に騙されて見に行った。
なんというか、子供向けの怖い映画ですな。
確かに中高生にはウケるかもしれない。
R15指定だけど。
本作は第一章ということで続編もあるようだけど、自分はノーサンキュー。
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2017.11.11(Sat)
阿部サダヲと蒼井優の熱演が光る。
特に蒼井優の演じる十和子のダメ女っぷりがあまりに自然でスゴすぎる。
映画の宣伝コピーにある通り、共感度0%、不快度100%だが、まぎれもない愛の物語。
ただ、ラストはくどすぎる。
なんでこのタイミングで回想シーンが延々と続くのか。
蛇足も甚だしい。
映画の中で時折挟み込まれる十和子の妄想シーン。
彼女の妄想は時系列もバラバラで彼女自身の混乱ぶりも反映されている。
もしかして、ラストも実は十和子の妄想だったのだろうか。
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2017.11.09(Thu)
ホラー/サスペンスの佳作だが、この映画が評価されている理由は、特にアメリカで顕著な有色人種に対する差別の強烈な皮肉になっているからだ。
白人警官による黒人容疑者の殺害等、未だに黒人に対する偏見はアメリカではすさまじい。
一方で差別社会の解消を一番強く謳っているのもアメリカである。
こうした背景を基に見る者の人種差別意識にうまく入り込み、その差別意識を改めて意識させようとしている仕組みがすごくアメリカらしくて強烈な印象を残す。
逆に時折登場するこういう映画を見ると自分が日本人であることに気づかされる。
有色人種に対する差別について日ごろから気にかけている、もしくは気にせずいれない人には強烈なパンチをくらわすに違いない。
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2017.11.06(Mon)
ハルクと話が通じるなんてキャラが違うんじゃない?
ソーは途中で髪を切られるけれど、それの意味するところは何だったんだろう?
アベンジャーズシリーズを意識してか、なんだか少しずつご都合主義的に変わっているのだけれど、そんなこと気にせずに楽しめる娯楽大作です。
ただ、個人的には浅野忠信が一瞬でいなくなるのは残念だった。
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2017.11.03(Fri)
東京国際映画祭にて鑑賞。
第30回東京国際映画祭グランプリ受賞作品。
食料難により分断された未来社会。
一部の人間は遺伝子改良による食料により生きながらえていたが、ある時遺伝子改良穀物が原因不明の遺伝子障害により全滅の危機に瀕する。
種子遺伝学者のエロールはその原因を解明するために失踪したかつての偉大な遺伝学者アクマンを探す旅に出る。
映画は、モノクロながら映像が息をのむほど美しい。
「息吹か?穀物か?」その問いのテーマはちょうど「ブレードランナー」で問われる人間とは何か?生命とは何か?という問いと表裏をなすかのようだ。
その映像の美しさ、似た物語展開のテンポから直前に見た「ブレードランナー2049」を対比しながら見ずにはいれなかった。
監督のセミフ・カプランオールは言う。
食料難、移民問題、環境問題...これらはあななたたち個人が引き起こしたのではないが、我々人類が引き起こしたのだ。
あなたたちが直接原因でなくともこれらの問題に直面せざるを得ない。
大局的な問題が個人個人の精神、心理に入り込み、引き起こすさまをこの映画で描こうとした。

セミフ・カプランオール監督の舞台挨拶(東京国際映画祭)
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