君の名は。 ★★★*☆

君の名は。今作の新海誠監督の作戦は、その旧作「秒速5センチメートル」と同じ。

感動するでしょと言わんばかりのこれ見よがしな演出が少し鼻につく(笑)

美しい絵、現代の日本、どこにでもいるような主人公たちをミュージック・ビデオのようにして見せている。

理屈っぽい部分もあるが、感じる映画。

RADWIMPSの楽曲が映画の全編で使用されるが、彼らの音楽が好きかどうかで印象もガラリと変わるだろう。

核が分裂したすい星と、夢と現実で入れ替わる二人。

一体でありながら同じではない、同じでありながら一体ではない、陰と陽のような両者。

一心同体(と同然)だった自分の一部が失われても、人は忘却して何事もなかったかのように時間は過ぎるが、言葉にならない何かが心に浮かび上がる。

誰しもが持つ言葉にならない衝動を刺激されたような気がして、心動かされずにいられなかった。

でも、毎回同じ作戦の見せ方の映画だと飽きてくる気もする。

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ゴーストバスターズ ★★*☆☆

ゴーストバスターズ80年代に制作された同名映画のリメイク。

前作はどちらかというとゆるいギャグ作品だったと記憶しているが、今回のリメイクも同じノリ。

女性の社会進出、SNSによる情報拡散、手軽な動画撮影等、社会変化や文明の利器は可能な限りアップデートされているようだが、人種差別の解消はやはり微妙な描き方。

登場人物の描き方も表層的でゆるい。

リメイクということで、前作での出来事は全くなかった世界での話になっているが、前作の出演者たちがこぞってカメオ出演している。

最後は、ズールまで”登場”し、続編がありそうな終わり方だが、シリーズ化すると感覚的に山田洋二監督の昭和家族のお話のようになるような気がする。

自分は続編はできたとしてもあまり見る気がしない。



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X-MEN:アポカリプス ★★*☆☆

アポカリプスX-MENシリーズも6作目。

ニュー・ジェネレーション・シリーズになってからも3作目になる。

一番最初のX-MENの予告編を見たときは頭の悪そうな映画だと思ったもんだが、しっかりハマって全作見続けている。

とくにニュー・ジェネレーション・シリーズはお気に入りだったのだが、今作はどうも作りこみが甘い気がしてならない。

アポカリプスは最強かと思いきや、その描写もこれまでのシリーズ作品のようなすごさを感じられない。

CG描写もここへきて限界か?!

チャールズの毛がなくなった理由、ジーンとローガンの出会いなど、旧作のファンを喜ばせるシーンも多いが、CG描写にすさまじさが感じられなかったのは残念だった。

アポカリプスと四従士というキリスト教色の強い設定ということで今回初めて気付いたが、プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアのエグゼビアのつづりは「Xavier」で、教科書にも載っているイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルと同じつづりであり、カトリック色の強い名前だ。

X自体、クロス=十字架ということでキリストはミュータントだったという考えが根底にあるんだろうなと今更ながら思った次第。


あと、エンドクレジットの後に映像ありです。

ウルヴァリンの血清をエセックス社が回収するというシーン。

エセックス社はウェイドに病気を治療し、超人的な能力を授けてデッドプールを生み出した会社だ。

デッドプールの能力はウルヴァリンのものと元をただせば同じだというオチ。



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シュガー・ブルース 家族で砂糖をやめたわけ ★★☆☆☆

シュガーブルース精製された砂糖は人体に有害だということを調査したチェコの女性監督によるドキュメンタリ。

砂糖に対する科学的説明のいい加減さや砂糖業界の暗部には言葉を失う。

精製された砂糖はタバコと同じで、長く過剰に摂取すると健康に害を及ぼすということだが、砂糖をやめるにはタバコどころの騒ぎではない気がする。

自分の頭が柔らかくないだけかもしれないが、まだまだ実感もわかず、説得力もいまひとつ感じることができなかった。





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ケンとカズ ★★★*☆

ケンとカズケン(カトウシンスケ)とカズ(毎熊克哉)は自動車修理工場で働きながら、裏では麻薬取引をしていたが、彼女が身ごもったケンは足を洗おうとし、カズは麻薬取引を拡大しようとしていた。

無名の俳優さんたちばかりの単館上映だが、出演者たちの芝居に圧倒された。

あくまで自然なのだが、画面には緊張感がみなぎっている。

俳優さんたちの演技が画面を通じて大きく迫ってくるかのような映像だ。

「ケンとカズ」を見に行ったのは、「百円の恋」に打ちのめされた自分としては、この映画が東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ作品賞の受賞作だから注目していたのだ。

東京国際映画祭のグランプリは自分としてはぴんと来ないことが多いのだけれど、この賞は要注目だと思う。


上映の後にサプライズで俳優さんたちが舞台挨拶。
ケンカズ
#ケンとカズ #百円の恋


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セトウツミ ★★★☆☆

セトウツミ関西の男子高校生が学校からの帰宅途中に川岸でだべっているだけの映画。

ああ自分もこんな感じだったと懐かしさすら感じたり、ラインやスマホを駆使するイマドキの高校生ってこんな感じなのかと感心することしきりだった。

しかし、こんなどこにでもあるような話の企画がよく通ったものだと感心するが、出演が池松壮亮、菅田将暉、それと中条あやみだけに見ていて飽きさせない。

深夜ドラマやDVDでもっと別のエピソードも見てみたい。


瀬戸と内海って瀬戸内海を分解しているのは何か意味があるかと思いきや、特になかった(笑)


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