2016.07.30(Sat)
柳田理科雄+エヴァンゲリオンのテイストで、3.11東日本大震災が東京で起きたらどうなるかシミュレーションをやってみた映画。
自分は好き。
すべてが斬新というわけではなく、どこかしら微妙な既視感のあるエピソード群の集積という気がするが、タイミングがいいのか陳腐には感じない。
このタイミングだからこその映画であり、そういう意味で今年見ておくべき映画だ。
東日本大震災前に見ると印象がかなり変わったかもしれない。
また、この震災を経験していない海外の人にしても全く印象が異なるだろう。
この映画は欧米ではウケないだろうな。
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2016.07.25(Mon)
物忘れが激しいドリーが今作の主役。
このキャラクター、あまりにもすぐに話を忘れるので、見ていて正直イラッとくることもしばしば。
その辺りを除けば、子供向けとはいえディズニーらしい映画で楽しめます。
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2016.07.15(Fri)
アイルランドの片田舎で将来を描けないエイリシュは新天地アメリカに活路を見出そうと移住するが、ホームシックにかかってしまう。
しかし、イタリア系男性と恋に落ちたことを転機にアメリカでの生活も好転していく。
そうしたある日、実姉の訃報を聞きアイルランドへ急きょ一時帰郷、あか抜けた彼女は男性の紹介され、仕事のあっせんも受けてアメリカへ戻ることを引き留められてしまう。
再びアイルランドでの生活を想像する彼女だが、その戸惑いがこの映画の見どころとなる。
女性のずるがしこさのようなものが垣間見られるせいか、男の自分としては手放しでよかったとも言えない作品。
この映画の作り手はこの辺りはどう言いたかったのだろうか。
女性ならば素直に分かるところであり、同時に男性としては分かりたくない女性のすごく女性的なところなんだろうなとも思う。
現代の観客からすれば、アメリカでの生活を選んだところでいい選択だったと拍手するのか。
アメリカの超大国化、航空機などの交通網の発達とそれに伴う人々の移動の活発化の始まる直前の時代だからこその考え方と言えなくもない。
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2016.07.11(Mon)
異様に評判が良かったので見に行ってみたが、70年代~80年代のホラー映画の焼き直しにしか見えなかった。
これは「エクソシスト」だよね。
見た直後は「エクソシスト」がこの事件を基に映画化したのかと思ったが、映画の公開は73年でこの事件のあった77年よりも前のことだ。
そう考えると、映画の影響がないとも言えないじゃないかとも思えてくる。
実際、映画では見ていると霊が話せないといって後ろ向きになって話を聞くなど、作り話だという可能性をほのめかすようなシーンもいくつかある。
事件の真偽を別にしても、この事件にあるようなモチーフは何度も映画化されているので、長い間映画ファンをやっている人にしてみると退屈だと思う。
映画の中のエピソードを見ながら、これがあの映画のアイデアになったのかなどと想像するのは楽しいが、映画になりそうなネタがいくつもまとめて起きたこの事件のすさまじさに驚かされる。
ただ、結構、ドッキリ系の怖がらせ方をするシーンが多かったのは残念。
劇場は高校生がいっぱいだった。
高評価はそういうことか。
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2016.07.10(Sun)
くっだらなさが最高。
そういう映画だと思ってみれば、すごく楽しめます。
無理やりねじ込んだ母親の死の瞬間、月面基地で唐突に殴り合いを始める精鋭パイロットたち(←喧嘩っ早いこいつらのどこが優秀なんだ?)、挙げていけばキリがないですが、みなご愛敬です。
そういう映画です!
新たな種族のエイリアンが出てきたけど、この時点で地球に新たな生命体が襲来してきたというクラシカルなパターンからスタートレック的なSFへと変貌する予感。
なんでもありです。
エイリアンたちは、惑星のコアからエネルギーを採集するためにやってきたという説明ですが、別に地球でなくてもいいんじゃないでしょうか?
惑星なんて宇宙に無限と言えるほどあるのに、なぜ何光年も旅をして地球にくるんだ?(YOUは何しに地球へ?)
次回作を予感させる終わり方だけど、開き直ってしまえば、それもありだと思う。
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2016.07.08(Fri)
ドーピングに対する選手本人の自覚やチームの考えは当然なのだが、自転車業界全体のモラルの低さをあぶりだしている。
彼にしてみれば、がんによって死の淵をさまよった経験からのカムバックで無我夢中だったのかもしれない。
途中でそれがルールを逸脱し始めたのだろうが、チームがそれをいさめるのではなく一緒に担ぎ上げたところが問題だとも思うのだが、このあたりは映画であまり描かれていないので何とも言いきれない。
表層的な事象を淡々と描くだけで、いまひとつ深く掘り下げた描写がないのがこの映画の残念なところだ。
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2016.07.03(Sun)
きらびやかな世界。
物語は淡々と進むが、それ以外にインパクトがない。
本作ではマッドハッターがずっと死にかけていてほとんど活躍しないのも残念だったところだ。
見てから気づいたが、今回はティム・バートンは全く関わっていない。
画面上の絵柄は前作と似た感じなのだが、描写の仕方が全く違うのだ。
ティム・バートンの演出力を逆に知ることのできる映画になってしまっている。
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2016.07.01(Fri)
タイトルの「ディストラクション」はdistraction(気晴らし)とdestruction(破壊)の二つの意味を持たせたらしい。
柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、池松壮亮といった若手実力派が一堂に会した映画で、彼らの演技を見ているだけですごく楽しい。
狂気と暴力をひたすら追い続けた映画。
主人公の破滅的な生きざまには何かあるのかと思いきや結局納得できるような描写はなかったのが残念。
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