2015.11.29(Sun)
原題は「Woman in Gold」のみだが、副題でネタバレなんてもう少し邦題のつけ方には工夫できなかったんだろうか。
事実に基づいている物語なので今やネットですぐにわかることなのかもしれないが、センスを疑う。
ナチスに翻弄された主人公のマリアとその叔母を描いたとされるクリムトの名画「黄金のアデーレ」。
命を危険にさらしながら家族を置き去りにして戦争中にオーストリアからアメリカに逃れてきたマリアは、オーストリア政府に接収された絵画を新米の弁護士と共に変換を求めて奔走する。
世界的に有名な名画の知られざる背景と物語に心動かされる。
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2015.11.23(Mon)
犬の演技/演出は素晴らしい。
これが逆に災いしてしまっているように思えた。
いい意味でも、悪い意味でも犬が主役になっていて、見どころも犬だけになっている。
映画の中の犬たちは、ほとんど人間そのものに擬人化されてので、映画の中での犬の能力が高くなりすぎて、かえってリアリティを失っている。
寓話だということでリアリティなど求めてはいけないのかもしれないが、妙にリアリティを求めた細かい演出も散見されることからバランスも悪くなっている。
捨てられたハーゲンの変貌の仕方はご都合主義の連発であっけにとられる。
その上、犬が大量逃亡をした後半からはゾンビ映画のような演出で白けてしまった。
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2015.11.22(Sun)
自分は知らなかったが、60年代のTV番組「0011ナポレオン・ソロ」のリメイク映画である。
土台になる作品があったせいか、画面の構成/演出や編集/音楽も一ひねりも二ひねりもされていてスタイリッシュだ。
軽妙な音楽と軽快なテンポは見ていて心地いい。
60年代カルチャーも冷戦下のスパイ物もこれまで何度も描かれてきているので、その辺りの知見も踏まえて洗練されている言える。
続編もありそうな終わり方だったが、しばらく続くんだろうか。
同時期にTV放映されていた「スパイ大作戦」は現代に置き換えて成功したが、これは60年代舞台のままのようだし、それだとすぐに限界が来そうだ。
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2015.11.03(Tue)
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