青天の霹靂 ★★★*☆

青天の霹靂一見、主役は大泉洋のように見えるが、この映画の真の主役は劇団ひとり演じる父親の正太郎だ。

自分の人生に嫌気がさし、やさぐれていたマジシャンの主人公はその原因がいいかげんな両親のもとに生まれたからだとあきらめていたが、40年前にタイムスリップして本当の両親の姿を目の当たりにする。

子供を捨てて消えたと聞かされていた母親は、子供の将来を何よりも案じながら出産とともに命を落としていたと知り、授かった自分の命を一生懸命生きようとしなかった自分を恥じ、人生の意義を見出していく。

最初はだらしないだけの父親だが、物語が進むにつれ、子供のために自分のことを犠牲にしていたことまで明らかにされてきて父親を演じる劇団ひとりが何ともかっこよく見えてきてしまう。

誰よりも子供を最優先にして生きてきた両親が子を思いやるが故に、そのことを上手く伝えられずにいたのだ。



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テーマ: 映画レビュー | ジャンル: 映画