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噂 ★★★★☆

 『噂』 荻原 浩著 2006 新潮社

帯に「衝撃のラスト一行に瞠目」とある。
いきなりネタバレかと思いきや、読み終わってなるほどと思ってしまった。

解説にもあるが、当初このラストの一行に気づかない人が多く、文庫化される際にかなり改稿されたらしい。

その改稿が影響しているかどうかはわからないが、犯人はかなり前の段階で予想がついてしまった。
そういう意味でミステリーとしては今ひとつかもしれない。
(それでもラスト一行には驚かされるけど)

また、この作者の作風である、重すぎず軽すぎないトーンと笑いと感傷の絶妙なバランスはこの作品でも効いている。

それと、この作者は中年との対比で描かれる現代の若者の描写がいつも面白い。

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テーマ: ブックレビュー | ジャンル: 小説・文学

Category: 小説

もしも昨日が選べたら ★★★☆☆

映画はそれなりに面白かった。
ちょっと早送りのシーンが多すぎたかなというきらいはあるが。

結果だけ急ぎすぎて過程(家庭)をないがしろにしても意味がないという強烈な批判の映画で、こういう映画が登場してヒットするというのは、アメリカでも結果至上主義の是非に関して注目が集まっているということだろうか。

確かにこの万能リモコン、いい機能が満載で使いたくなる気持ちもわからないでもない。

テレビで映画を見ていて思わず早送りしようとしてできないことに気づくことがあるけど、似たようなものだな。ちがうか。


日本語字幕の監修にパックンが参加している。

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Category: 映画

X-MEN:ファイナル ディシジョン ★★★★☆

期待せずに見に行ったが予想以上におもしろかった。

後半からの迫力は恐怖感さえ覚えるほどのすさまじさ。
こんな感じで再度、大友克洋の「AKIRA」が実写映像化されればいいのに。

「ハード キャンディ」の14才の少女を演じていた女の子まで登場していたのには驚いた。
今注目の女優さんなんだろうか。

ただ、ファイナルと謳っておきながら、さらに続編をにおわせるラストには辟易する。(原題は「The Last Stand」(最後の砦)ではあるんだけど。)

エンドタイトルの後にも映像あり。
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Category: 映画

ゆれる ★★*☆☆

わからなかった。

終盤に差し掛かるまでは俳優陣のすばらしい演技に圧倒される。
主役の2人に加え、脇役にいたるまでこの映画に登場する人たちはみんないい。

ところが、最後の謎解きは???

いったいこの兄弟の絆は何で結ばれていたのだろうか。


非常に評判がいい映画だが、この点もわからない。

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Category: 映画