モアナと伝説の海 ★★★*☆

モアナと伝説の海ポリネシアらしき様式さえもうまく取り入れて映画を作ってしまうところはさすがディズニーと唸らずにはいれない。

さらに驚いたのは、プリンセスが主役ながら、プリンスは出てこない恋愛要素の無い物語になっていること。

それどころか冒険アクション映画になっている。

ベースとなっていると思われる映画はあろうことか「マッドマックス 怒りのデスロード」。

序盤に出てくる海賊カカモラは明らかに影響を受けているし、全体的なストーリーも似ている。

自然自体をモンスターに置き換えているところ辺りはジブリっぽいと言えなくもない。

うがった見方をすれば、従来のパターンでは客を呼べないと踏んだディズニーが自分のところにはない要素で物語を作り上げて自らの様式で表現したのが今回の作品かもしれない。






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アサシン クリード ★★☆☆☆

アサシンクリード映画の舞台となるのは1492年のスペイン。

この年、スペインに関する二つの世界史上の出来事がある。

一つは、中世からずっとイスラム政権に支配されていたイベリア半島からイスラム政権を完全に駆逐するレコンキスタ(国土回復運動)が完成する年。

もう一つは、スペイン女王の援助を受けたコロンブスがアメリカ大陸を発見する年だ。

アサシン教団はイスラム側につく集団で、キリスト教勢力のテンプル騎士団と対峙する。

人類の攻撃性を司るエデンの果実を手に入れるため戦うという設定もそうだが、この映画は設定がそもそもダメですな。

アニムスという装置も個人のDNAから祖先の記憶を呼び覚まし、本人に追体験させることができるというぶっ飛んだもの。

挙句の果てには、横で傍観している研究者にも見えるように、祖先の見ているものが映像化されてしまう!

アクション・シーンと15世紀のスペインの描写は良かったけれど、エデンの果実を得たらどうなるということがあやふやで物語としては成り立っていないんだよなあ。

たとえ今売れっ子のマイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤールが再登場しても次回作は多分見に行かないです。



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劇場版 ソードアート・オンライン ―オーディナル・スケール― ★★☆☆☆

SAO
ソードアート・オンライン(SAO)は2001年から執筆が開始された川原礫によるライトノベル、およびオンライン小説が原作になっている。

2012年にアニメ化、2013年にゲーム化されていて、ファンは多いようだ。

全くのノーケア作品だったが、先週、封切られるや突如興行成績の一位になったことから見に行ってみた。

映画も自分が見た回もほぼ満席で、小学生~20代くらいの男性が主な観客だった印象だ。

物語の設定はとても魅力的だったのだけど、アニメ好きするキャラデザインとこの映画までのTVアニメのストーリーや登場人物を知らない自分は置いてけぼりを食らった形。

評判だけで行くとがっかりすることになるかも。



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ラ・ラ・ランド ★★*☆☆

ララランドアカデミー賞の本命ということで少し期待しすぎたのかもしれない。

物語は秋が来てからは引き込まれた。

違う言い方をすると、冬、春、夏は退屈だった。

ラストの夢想シーンは「巴里のアメリカ人」ほとんどそのままだったのは驚き。

ここまでくるとパロディを通り越してリメイクですな。

古いミュージカル映画の古典を見たことがある人は驚くんじゃないだろうか。

オリジナル脚本が話題だけれど、この映画がオリジナルと呼べるかは甚だ疑わしい。

何でここまで好評なんだろうか。







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マリアンヌ ★★★☆☆

マリアンヌ美男美女の主人公たちが、美しい衣装に身を包むクラシカルなメロドラマ。

命がけのスパイ作戦を実行する主人公たちだが、悲壮感は感じられない。

死ぬかもしれないと思った作戦は意外なほどあっさりと成功するし、二重スパイの嫌疑も予想通りの展開でどんでん返しもない。

物語は優雅に進み、最後の最後まであっさりとした、まるで見た目麗しいが甘さすっきりの上品なスイーツのような映画だった。







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