第28回東京国際映画祭

東京国際映画祭(TOKYO INTERNATIONAL FILM FESTIVAL)に行ってきました。

クロージング・セレモニー+クロージング作品「起終点駅 ターミナル」上映会+グランプリ受賞作品「ニーゼ」上映会でほぼ半日映画館に缶詰でした。

しかも、終了後に出た六本木の町はハロウィーンと重なって大混乱!

TIFF2015-1

TIFF2015-3
審査員の評を聞いていて見てみたいと思ったのは、監督賞とWOWWOW賞の2冠の「カランダールの雪」。コンペ部門に日本映画は3本エントリーしていましたが、審査員の総評では全く触れることなしでした(乙)

TIFF2015-2
今年は見てみたいとそそられる映画が多かったですが、10月は仕事の繁忙期といつも重なるので指をくわえて見ているだけです。

TIFF2015-6
クロージング作品「起終点駅ターミナル」上映前の舞台挨拶です。

女優陣の二人はせっかくの機会なので事前にスピーチネタをちゃんと準備しておいてほしかったです。

TIFF2015-5
グランプリはブラジル映画「ニーゼ」が受賞。最優秀主演女優賞との2冠です。
写真は上映前の監督の舞台挨拶。

ユングとも交流があったという実在のブラジルの精神科医ニーゼが精神疾患治療に挑む姿が描かれています。
一般公開されるといいなと思います。

TIFF2015-7
ちょうどハロウィーンと重なったので、六本木の町は大賑わいでした。




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第27回東京国際映画祭

いつか一度は行きたいと思っていた東京国際映画祭。

今回、運よくチケットが手に入ったので初参戦です。

看板

会場
会場はTOHOシネマズ六本木ヒルズのスクリーン7。

中谷美紀
フェスティバル・ミューズとして中谷美紀が登場。

授賞式のMCはフジテレビの笠井アナウンサー。

彼女は東京グランプリのプレゼンターとしても後で再登場。

TEST
セリフのない「草原の実験」は最優秀芸術貢献賞とWOWOW賞の2冠。

東京グランプリ
グランプリは監督賞との2冠の「神様なんかくそくらえ」。

主演女優の実体験を基にした映画。

PhotoSession
受賞者とカメラマンのフォトセッション。

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東京グランプリ
『神様なんかくそくらえ』監督:ジョシュア・サフディ、ベニー・サフディ

審査員特別賞
『ザ・レッスン/授業の代償』

最優秀監督賞
ジョシュア・サフディ、ベニー・サフディ『神様なんかくそくらえ』

最優秀女優賞
宮沢りえ『紙の月』

最優秀男優賞
ロベルト・ヴィエンツキェヴィチ『マイティ・エンジェル』

最優秀芸術貢献賞
『草原の実験』

観客賞
『紙の月』

WOWOW賞
『草原の実験』

アジアの未来 作品賞
『ゼロ地帯の子どもたち』


国際交流基金アジアセンター特別賞
ソト・クォーリーカー『遺されたフィルム』

日本映画スプラッシュ 作品賞
『百円の恋』

日本映画スプラッシュ スペシャル・メンション
『滝を見にいく』

SAMURAI賞
北野 武監督
ティム・バートン監督


第66回(2013)カンヌ映画祭の日本映画

今年のカンヌ映画祭には連日報道されているように日本の映画が2本出展されていますが、評価は割れているようです。

コンペティション部門に出品されているのは、是枝裕和監督作『そして父になる』と三池崇史監督作『藁の楯 わらのたて』の2本。

そして父になるポスター

『そして父になる』はエキュメニカル賞のスペシャル・メンション(特別表彰)も受賞してパルムドールへの期待も高まっているようです。

いかんせん、日本では未公開の作品なので自分としては何ともいえないのは残念なところです。

藁の楯


藁の楯 わらのたて』はヨーロッパ各国の評でも賛否両論の様子。

日本のこと、日本人のことをよく知らない外人にとってはウケがいいかと思っていたらさすがにそこまで甘くなかったようです。


この映画祭って結構選り好みして気に入られた監督はずっといい評価を得続けることが出来る感じがしているのですが、今回の場合、どちらの監督もカンヌには嫌われていないと思うので上手くいくといいなとも思います。


パルムドールの発表まで間もなくと言うことで楽しみです。


    ↓↓↓↓↓

第66回カンヌ国際映画祭のパルムドールは、フランスの「アデルの人生」(アブデラティフ・ケシシュ監督)が受賞。
そして、是枝裕和監督の「そして父になる」が審査員賞を獲得した!!!

(5/27追記)



緑色の映画

陽光の中のきらめく緑は清涼感、新鮮さを与えてくれます。

庭の草木、街の中の木々、草花の緑には私はみずみずしさを感じます。

土色、灰色が覆う冬の季節を終えて春の到来と共に現れる緑は生命力の力強さ、さわやかさ、若さ、希望を連想させます。

同様に人工物、コンクリートの建物、オフィス、工場地帯の合間にある緑はくつろぎ、癒し、やすらぎを与えてくれます。

Greenという英語には未熟なと言う意味があり、海外では取り色は毒の色を連想させる国もあるようですが、日本人にとってはネガティブなイメージのない色と言えます。

名わき役
しかしながら、一方で主役にはならない色というイメージがあります。

何か別の色と組み合わせて緑色を映えさせる、もしくは、緑色が他の色を印象付けるために使われていることが多いです。

主役にならないということはそれだけ自然な印象を受けて溶け込んでしまうからではないでしょうか。

空気のように普段は意識しなくとも、なければ困るような色。

あると不満を感じなくなるが、ないと不満を感じてしまい、あってもなくとも満足は得られない。そんな存在。


コンピュータ画面の文字
その昔、ブラウン管に映るコンピュータ画面の文字は緑色でした。

しかしながら、これはブラウン管の表面に塗られる蛍光体がたまたま緑色だっただけです。

後付けで緑色の波長は目に優しいという説が説明づけられてしばらく画面上の文字は緑色であり続けましたが、その説はのちに科学的に否定されています。

matrix 2 poster「マトリックス」

言わずと知れた世界的大ヒットシリーズ。

(人工的な)仮想世界は薄緑色がかった世界。

エージェントとの壮絶なバトルはこの色とのコントラストにより極限まで際立たされています。








greendestiny poster「グリーン・デスティニー」

「グリーン・デスティニー」というタイトルは日本のみのもので、オリジナルは「臥虎蔵龍」。英語のタイトルも「Crouching Tiger, Hidden Dragon」。

この色は映画のテーマの精神性を深めるのに大きな役割を担っています。

そのことからもこの邦題は秀逸だと思います。






やはりこの色を連想させるのはこの2作において他にありません。

主役になり難い色でありながら、その対極にある壮絶なバトルのコントラストにより深い印象を与えてくれます。



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人が落下する衝撃を食らう映画

人が高所から落下するシーンは、身もだえしながら重力と風圧に翻弄される身体をただ茫然と見つめるだけのものが多かった。

映像で見る場合、そのほとんどは地面に到達する瞬間を見せてくれることは少し前までほとんど皆無だったように思う。

その場合でも、遠景からのショットで建物や立木の陰になって顛末を見届けることはなかったのだが、大抵の場合、結末は死である。

凄惨な転落死
人が地面に落ちた時の状態は、自殺現場を報道する写真雑誌等によって知られている通りである。

大量の血が流れ出し、脳味噌が散乱していたりする。

これからも、地面に激突するときの衝撃のすさまじさは想像に難くない。

銃弾一発で瞬時に死に至るよりも、同じ瞬時に死に至る方法ながら高所からの落下による死の方が遺体の損傷度合いは激しく、惨たらしい。

地面から離れることの恐怖
人間はそもそも飛べないのであって、空中に放り出されることによって突然自分自身をコントロールできない状況に置かれることになる。

身体状態が不安定のまま、近づく地面に到達するまで恐怖を味わい、そして激突のインパクトを味わう。

生を求めるジャンプ
人が自ら高所から飛び降りるときは死を求めることもあれば、逆に生を求めていることもある。

先日起こったエジプトでの気球事故では、燃え盛り急上昇する気球がかなりの高さに達していたにもかかわらず、助かろうとしてその気球から飛び降りた乗客もいるという。

9.11テロの際にも炎上するWTCの上層階から何人もの人間が飛び降りている。

別の確実な死が近づくと木に引っかかって助かるかもしれないなどという万が一の可能性に自分の命を懸けようとするのだろう。

最期のインパクト
一方、他人によって高所から落下させられるときには、その生死は問わなくとも目を背けたくなるような衝撃を食らわされるのだ。

地面に達した時に発する音、自分の骨が砕ける音は本人にはどう聞こえるのだろうか。

衝撃で息が止まる瞬間、頭部を痛打して意識が朦朧とするとき、自分がこの状態で一命を取り留めているのか、死に向かって緩やかに移行しているのか判断がつかないとき、落下した本人は何を思うのか。



infanal affairs
インファナル・アフェア (2003)

ディカプリオを起用してハリウッドでもリメイクされた傑作香港映画。

リメイク版はアカデミー賞を受賞したが、オリジナルより改悪されている。

特に"落下する"シーンは。



REC

REC/レック (2007)

オリジナル版はシリーズ化され、ハリウッドでもリメイクされたスペイン映画。

唐突な"落下"に絶叫!






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