女神の見えざる手 ★★★★☆

女神の見えざる手大手ロビー・ファームで辣腕をふるっていたロビイスト、エリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)は、ある日、銃所持擁護派を後押しする案件のオファーを受ける。

ところが彼女はその案件を断り、部下を引き抜いて銃規制派を後押ししている小さなファームに移ることを決断する。。。

ジェシカ・チャステインは男性優位の業界でも媚びず甘えず、強靭な精神で職務を全うしようとする女性を見事に演じている。

相手の裏をかく戦術と味方までも騙してしまう強烈なやり口の連発に唸らされる。

”こういう時は最終的にこうなってダメになる”といった定番のあきらめパターンも、そこで終わらせずにさらに一歩先を行くしたたかさに舌を巻く。

最初から最後までダレることなく圧倒されっぱなしの久々に痛快な映画だった。


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ノクターナル・アニマルズ ★★★*☆

ノクターナルアニマルズギャラリーを経営するスーザン(エイミー・アダムズ)にある日、昔に別れた夫(ジェイク・ギレンホール)が自分の書いた小説を送りつけてくる。

小説内で展開される陰惨な事件にかつて自分が裏切った前夫の自分に対する復讐の思い見出す。

映画は、現実と小説、現在と過去とを交錯させながら、スーザン自身を描き出しているように見えた。

また、映像はもっと細やかな意味づけもされているかと期待したが、それほど凝った作りにはなっていなかったように思う。

しかしながら、その映像世界は次から次へと意味を持ち、美しさに息をつく間もない。



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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 ★★☆☆☆

it235「エクソシスト」を超えるホラーという宣伝文句に騙されて見に行った。

なんというか、子供向けの怖い映画ですな。

確かに中高生にはウケるかもしれない。

R15指定だけど。

本作は第一章ということで続編もあるようだけど、自分はノーサンキュー。










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彼女がその名を知らない鳥たち ★★★☆☆

名前を知らない鳥阿部サダヲと蒼井優の熱演が光る。

特に蒼井優の演じる十和子のダメ女っぷりがあまりに自然でスゴすぎる。

映画の宣伝コピーにある通り、共感度0%、不快度100%だが、まぎれもない愛の物語。

ただ、ラストはくどすぎる。

なんでこのタイミングで回想シーンが延々と続くのか。

蛇足も甚だしい。

映画の中で時折挟み込まれる十和子の妄想シーン。

彼女の妄想は時系列もバラバラで彼女自身の混乱ぶりも反映されている。

もしかして、ラストも実は十和子の妄想だったのだろうか。


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ゲット・アウト ★★★☆☆

getoutホラー/サスペンスの佳作だが、この映画が評価されている理由は、特にアメリカで顕著な有色人種に対する差別の強烈な皮肉になっているからだ。

白人警官による黒人容疑者の殺害等、未だに黒人に対する偏見はアメリカではすさまじい。

一方で差別社会の解消を一番強く謳っているのもアメリカである。

こうした背景を基に見る者の人種差別意識にうまく入り込み、その差別意識を改めて意識させようとしている仕組みがすごくアメリカらしくて強烈な印象を残す。

逆に時折登場するこういう映画を見ると自分が日本人であることに気づかされる。

有色人種に対する差別について日ごろから気にかけている、もしくは気にせずいれない人には強烈なパンチをくらわすに違いない。



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